SpaceTraveller

以前紹介した左手用入力機器.

 USER'S SIDEで格安価格で販売されていたのを発見し、文字通り脊髄反射.購入ボタンを押していた.おそらく個人輸入をしているため2週間ほどかかったが、29日に到着.

 モバイル用という位置づけのためかちょっと高級感のあるケースが付属していた.さすがにマウスのように家・部室・研究室それぞれに買うわけにはいかないのでこれはちょっと嬉しい.

 外見はPowerMateに似て台座に大きめのノブが乗っている形状.しかしPowerMateが1軸で回転するのみに対してSpaceTravellerはロール・ピッチ・ヨー回転に加えてX・Y・Z方向にも移動させることが出来る.そのため3Dを取り扱うCADやグラフィックソフトなどでは視点変更は全てこのデバイスのみで行うことが出来る.

 一応IllustratorPowerPointなどでも使用できる.特にIllustratorで拡大縮小がZ方向の移動に割り当てられているのは非常に便利.便利だがどうも動きが重い.感度設定に問題がありそう.要調整.

 一方ProEでの使用感は文句なし.Y方向とZ方向の入力が直感と逆に設定されているので最初は戸惑うが、直ぐに慣れた.カスタマイズも可能.


問題点

◆ドライバの問題かProEの問題かは不明だが、「部品挿入」時に「プレビュー」をONにしていると挿入後にフォーカスが戻らず、SpaceTravellerの入力が無視されてしまうことがある.これは「プレビュー」を使用しない、あるいは新しいウィンドウを開く作業(新規部品作成など)を行うことで解決できる.ちょっと不便.


◆台座が少し軽く感じる.ノブをZ方向に引張ると浮き上がる感覚がある.吸盤でも付けるか?



ケース展開図.台座がクッションにしっかりと固定される.


傾け.ProEでは部品がY軸を中心に回転する.


Z軸方向.ProEでは上下に動く


付属のトレーニングゲーム.SpaceTravellerの機能を使って立方体を完成させる.