次に講演と微分解析機動体展示を見る。

計算尺の生まれた歴史的背景と使い方を初めてきちんと学んだ

大航海時代のヨーロッパで、航路計算と金融計算を目的に、かけ算の需要が高まる。
しかし、ヨーロッパでは算盤が一般的ではなかったため、かけ算を足し算で処理できる、指数変換が大いに役立つ。
指数変換の方法として、指数変換テーブルが乗っている本を利用する手が一つ。科学計算はこれで良い。
しかし、工学計算の用途としては、嵩張るのと、精度は有効数字3桁程度で十分。
そこで、2つの定規を加算機として使用することで簡略化することを考えた。これが計算尺

計算尺の利点:単位の異なる数(mと尺など)同士のかけ算が簡単(目盛りに書いておけばOK)。
もっとも古いものとして、統計計算が可能な計算尺があった。


   連立方程式を解く機械。どこかでみたと思ったら、ロ技研の後輩作でした。