惑星大怪獣ネガドン

金曜日までに仕上げなければならない仕事をとりあえずペンディングして後輩のKm君と一緒に行ってきました.あちこちで行列が・・・という脅しが書いてあったので,2時間前に出発.結果的には余裕過ぎた.最前列がとれたので良しとする.


個人製作のフルCGムービーは「ほしのこえ」以来.テアトル池袋は30席くらいのものをイメージしていたが,160席のそこそこ大きな映画館だった.ビル自体の看板が欠片もないテアトルビルの8F*1.1F→7F・8F,という直通エレベータを使ったが,その中でKm君が階数の書いていない「・」ボタンの誘惑に抗えずにタッチ! 「行き先の書いていないボタンは押さないで下さい」と怒られた!

完成されたギャグ.


ネガドン感想:

  • ドリル60%
  • 防衛隊(not自衛隊)30%
  • 博士20%
  • 巨大ロボ(光線兵器無し)30%
  • 50年代特撮フィルター40%
  • 東京第24区10%

ネガドン中身.
クライマックスが短いのでどうしても「惜しい!」と言う感想に.
でも全体的にはニヤニヤしっぱなし*2.さらに画面設計が実に丁寧な作品だと思う.


フルCGにもかかわらず,出てくるSFメカは天井から線で吊った模型っぽくなっており,
またカメラワークの巧みさもあり光源の再現度が高い.それに対して防衛隊(≠自衛隊)の“最新”装備であるF104と74式は非常にリアル,かつ実際の映像を使ったような演出*3がされている.

恐らく模型風演出と実写風演出,さらに栗津フィルタ*4によるノイジーな画面の3つがうまく噛み合って昔の怪獣映画を新しく作る事に成功しているのだろう.


まぁ最終的にはドリル.

*1:最初は1Fにあるアディダスのビルかと思った.7Fの「北海道」にも負けてるヨ!

*2:予想した斜め上の演出をされるとにやけてしまいます

*3:カメラのパン速度が足りずに戦闘機を追い切れてなかったり,離陸時に滑走路に置いてあるカメラに水しぶきがかかったり

*4:監督が開発した50年代特撮フィルタ